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馬 胃潰瘍

動物用検査薬【馬】

馬 診断薬

 人間の世界では、ストレスからか胃潰瘍を患う人が増えているようです。馬でも、最近の研究で多くの 馬が胃潰瘍をも っていることがわかっています。

 100%の成馬が一生のうちのいずれかの時期に胃潰瘍になり、25~50%の

子 馬が胃潰瘍を患っているといわれています。

 競走馬では何と80パーセント以上もの馬が胃潰瘍を発症していることが知られています。ほぼ毎日のように行われる調教、馬運車での長距離の移動、月に1~2度の競馬場でのレースなどが胃潰瘍の原因となっています。

​馬の胃潰瘍について

 馬の胃はヒトとは異なり、ヒトの食道と胃が一緒になった構造をしています。ヒトの食道にあたる部位が「無腺部」、ヒトの胃にあたる部位が「腺部」で、その間にのこぎりの歯のような形をした「ヒダ状縁」という境目があります。「腺部」で作られた胃酸が「無腺部」や「ヒダ状縁」の粘膜に傷害を与えることで潰瘍になると言われており、ヒトの「逆流性食道炎」に近い病態と言えます。馬は本来放牧地でほぼ一日中草を食べているのが自然な状態ですが、競走馬として狭い馬房内に閉じ込められ濃厚飼料を与えられていると、胃酸分泌が増加し潰瘍ができると言われています。胃潰瘍の症状は多様で、炎症のみで上皮は正常な状態から、壊死を伴う深部潰瘍まで認められます。胃壁が穿孔(せんこう:あなが開くこと)すると死に至ることもあります。

 

「日本中央競馬会 研究資料より」

​胃潰瘍の検査について

 馬の胃潰瘍は臨床症状により診断されますが,症状を表さない馬も多い。最も信頼性があるのは内視鏡検査ですが,内視鏡は高価でその数も少ないため,診断を要する馬の数からしても,全頭検査には適しません。

さらに,内視鏡検査には絶食と鎮静が必要で,検査自体がストレスになることもあります。馬の胃潰瘍の特効薬が販売されているため診断は重要ですが,治療薬の効果の判定も不可欠です。

 しかし,投薬後にも内視鏡検査ができるかは疑問です。したがって,簡便な検査方法があれば,高価な治療薬の投与期間の決定にも役立ち,定期検診をすれば症状を表さない馬の健康管理にも役立ちます。

 

​日本ウマ科学会の「第30回学術集会」にて研究成果を発表しました

『馬診断薬「馬糞便中の炭酸脱水酵素 CA-1、CA-2 測定キット』の開発 について

※競走馬の日々の健康管理のバイオマーカーとして、       

 糞便中のCA-1、CA-2の測定は有用であると示唆されました。

株式会社サンライズテック

Sunrize Tech Inc.

〒277-0852 千葉県柏市旭町1-3-3 SKヴィラⅡ808

TEL&FAX: 04-7170-4720

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